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伝統こそ革新

昨日は、私の友人がやっているネットワークの皆さんと一緒に、神田神社(神田明神)に

いって、神道での食事の作法や神饌(神にささげる食事)などの話を聞いてきました。

私の別の友人が、神田明神で大福もちを売る企画を熱く語っていましたので、それも気に

なってのぞいてみました。

岸川さんという権禰宜からお話を聞きました。日本の神とは、尋常ならざるすぐれたる徳の

ありて、可畏き物を迦徴とは云なり…(本居宣長)、尋常でないものを全て神といったという

事です。岩でも大木でも、稲妻のような大自然の驚異や、恐れ多い人などなど、数えきれない

ほどの神様がいることになります(八百万・やおろずの神)。

昔から食事はとても大事なものとされてきたという。伊勢神宮を見ても内宮は天照大御神を

まつっているが、外宮は豊受大御神をまつっている。豊受は言葉を変えればおかかえ調理師、

天照が、どうしても調理役を連れてきてほしいといって外宮ができたといわれる。

それくらい食事を大事にしていたという事でしょう。初めて聞きました。
お話で特に印象に残ったのが、神社などは伝統をがちがちに守っているものと思われるが、

常に変化している。伝統こそ革新というお話でした。神田明神の周りを見ても、目まぐる

しく変わっている。三代も続いている家などほとんどない、周辺の開発が進んでいる。神田祭も

かわらないようでどんどん姿を変えている。時代に合わせてどんどん作っていく営みが伝統になる。

お話を聞いて、ああ食事も同じだなと感じました。お寿司屋カレーライスやラーメンにしても

どんどん変わっている、変わりながら続いていく、伝統はこういうものだと改めて気づかされ

ました。私たちも新しい伝統を作らなければなりません。

 

 

神田明神、銭形平次の碑がありました。台座は寛永通宝

 

神道の食事の作法に則って、食事をしました。本居宣長の和歌を詠んでから食事を黙って

いただき、また和歌で終わる。黙って食べると、この食材はどこから来たのか、この調理師

さんはどんな思いで作ったのだろうかなどを頭に浮かびます。いつも研修でいっている、

三心(喜心、老心、大心)が心に浮かんできました。こちらは仏教の教えですが、感謝する

こころは一緒です。

 

 本居宣長、国学の祖

と言われ、がちがちの国粋主義者と思われがちだが、若いころは、今でいう福山雅治のような

さわやかな青年だったそうな…(岸本権禰宜談)

 

終わってから、昔昌平黌のあった湯島聖堂あたりをぶらぶらし秋葉原まで散策しました。

会社に入って何年たったころでしょう、毎週土曜日に湯島の聖堂にある会館に通い、

漢詩をかじり、詩吟を習っていたことを思い出しました。秋葉原はすごい雑踏です。外国人

の聖地ですね、現代の日本の姿を象徴しています。

最後は、バスケットのBリーグの一部の試合を見てみようと思い(私どもの応援している二部の

アースフレンドとどこがどう違うのかを見てみようと思い)、表参道の青学記念館で、

サンロッカーズ渋谷の試合を見てきました。そんなには違わない、決める時は決める力が

違うのかな…?しかし、もともとがHITACHIの企業から出たチーム、資金力と集客力が

圧倒的に違う気がしました。企業から地元へ、この熱気をみて、バスケットはこれからメジャー

になっていくだろうなと確信しました。

ただ、私は、どうも雑踏はあまり好きでないので、もう一度漢詩に取り組んでみようかと思います。

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