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時には、トリックスターになって…

昨日は、工場開設プロジェクトの定例会議をやりました。予想製造計画が分からないなかで、

予想損益計算書がでてきて、当然数字に強い人からは、その整合性に対する疑問が出ました。

お客様の何にこたえるのか、その数字はどのくらいのところなの、という根本のところから

もう一度考えるいいきっかけになりました。私は、いつもシャンシャンで終わる会議よりも、

いつも違った視点で、ちょっと違った質問をしたり、意見を述べたりする人の存在を重視を

しています。いわゆるユング心理学でいう、トリックスターといった人でしょうが、時に議論の

流れに竿をさし、業界を知った人からは何でこんなことを今言うの?といった人です。しかし、

その一言が、忘れていたことを思い出させてくれ、安易に流れる思考を深みに導いてくれること

が多いです。黙って会議に参加して意見を言わない人よりも(常識や自分の役割を固定して

考えている人が多い)より多くのものをもたらしてくれます。有り難いです。

 

うれしいことがありました。地方での商品の配架頻度を上げてもらうことが叶いました。商品販売

部門との連携です。その事業所にかかわった誰もが、大変だ、このままでは危ない、といったオペ

レーション上の苦労を分かっていながら、見て見ぬふりをしてきた結果です。

無理が続くと現場の人もやめてしまいます。業務の移管の声も上がっていましたが、業務をふるときは

仕組みが完成してからです。無理のない配架が実現できて、在庫管理をしっかりできる仕組みを作ら

ないで、単に業務だけを移管しようとするのは無責任のそしりを受けざるを得ません。

本部の人間はコストセンター(費用が出ていくところ)、現場はプロフィットセンター(利益をあげるところ)、

ですから本部は利益を稼いでくれる現場に寄り添い、現場がやりやすいようにする義務があります。

私たちがいっている環境整備とはこのことをいっているのです。単なる掃除や整理・整頓の事だけではなく、

仕事の仕組みの掃除・整理・整頓のことも言っているのです(特に本部の役割です)。

あそこはコミュニケーションが悪いというだけでなく、そうさせてしまっている本部が悪いのだ、

と考えてほしい。今回は、私がトリックスターの役割を担って大騒ぎをしました。

時には皆さんも、何でこんなになっているの?おかしいと思うことをおかしいと声をあげてみましょう。

ユングでは、お父さん、お母さん、老賢人、トリックスター、わがまま娘などが象徴として出てきますが、

時に、役割を変えて生きていきたいですね。人間は誰もが両性具有です。人生が豊かになります。

 

 健康経営のことを聞きました。過重労働と

残業時間、従業員同士の風通しが悪い、モチベーションの低下、離職率増加を、健康戦略で解決し

ようとするものです。すぐ組織やコミュニケーション不足などに目が行きますが、それをもたらしている

現場のムリ・ムダが何から発生しているのか、そこを突きとめないと戦略など立ちませんね。

 

夕刻に免許を更新に行きました。がっくりくるのは写真の人相が極端に悪いことです。我ながらここ

10年で老けたなと思うことしきりで、またこの10年この写真に付き合わなければならないかと思う

とがっくりきます。写真は老賢人のようにもそれなりに見えますが、こころは相変わらずわがまま娘・

トリックスター気どりなのですが……。

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