昨日は、ちょっといいことがありました。今、献立を統一しようとメンバーが一生懸命やって
いるところです。説明に回っていますが、なかなかうんと言ってくれない事業所もあり、苦労が
しのばれます。昨日も顔を突き合わせて、うまく説得ができないところの対応を考えていました。
そんなときにご本部から電話、今回の動きにクレームが入ったか?と思って電話に出ると、
もう一軒、やれますか?といった相談。ほっと胸をなでおろすとともに、今やっていることを
ご本部や経営陣は評価されているのだと、意を強くしました。うれしいですね。
午後には、大手の医療介護事業者の本部長を尋ねました。お付き合いを始めた時にお邪魔をし、
そのまま、メンバーにまかせっきりになっていたので、顔を出しました。短い時間でしたが、
雑談をさせていただきました。以前大きなM&Aをされ、さぞやご苦労をされていると思いきや、
その後もかえって買収案件が目白押しで、今や介護業界はそんな売り買いが激しい業界になって
しまっていると言っておられました。その中で食事は、今の業者がいいとは思はないし、一つの
業者にすべて任せる気はない。それに対抗する業者もなかなか見つかっていない状況とのお話が
ありました。
私どもの取り組み始めている小さな施設の受託などもさせていただきましたが、もっと実際に
介護施設全体の数字を見ている立場ですので、もっと進んでいます。介護人材と食事の人材と
分けすぎているのだから生産性も上がらないし、食事に生活感がでてこない。そこを解消する
アイデアがあるならお金をかけていいなどのヒントをも対ました。私どもも、ユニットケアの
実例や、小規模CKの実際などをお話をして、そのいいところ悪いところなど雑談しました。
新しい有料の厨房・パントリーの在り方、地方でのミニCKの在り方などの宿題をもらってきま
した。うまく提案できれば、商品販売のチャンスも広がります。
楽しいですね。何よりもフラット訪問をして宿題をいただける。それを考えることで、私たち
に大きな財産がのこる。営業の醍醐味ですね。
反対に、水戸正和さんの営業はいらないという本を読みました。衝撃的です。
『モノタロウ、CADDI……、かくして、あるゆる分野のあらゆる営業マンの業務が、テクノ
ロジーに代替される時代は足元まで来ている。私が現役の時代はまだ大丈夫だろう、などと
のんきなことを言っている時代は、もうとうの昔に終わっている。。。』
この本は営業マンの応援歌でもある気がしています。つぶしのきかない人の代名詞になっている
ような営業マンですが、ドラッカーのトップマネジメントに向いている人の条件を引き合いに、
経営者に向いていると言っています。
ドラッカーは考える人、行動する人、人間的な人、表に立つ人と言っているそうです。これらを
バランスよく持っている人は営業マンでしょう。
では営業マンが経営者になり、戦わずして勝つにはどうしたらよいか、「戦わずして勝つ」=
作戦と戦術を省くことが欠かせない」=他社と競合にならない形で戦うこと、に他ならない。
……ブルーボンド戦略というものを教えてもらいました。
第一のミッション…規模の小さい市場で独占を達成する
第二のミッション…身近な範囲で高いロイヤリティーを生み出す この二つの目標を同時に
達成することによって、強固な参入障壁を築き上げることにある。とありました。
勉強になります。私は、営業マンが必要です。ただ新しい動きを構築しないとなりません。
いろいろ考えましょう。
先の有料老人ホームの話で言えば、エクスペリエンスマーケティングが参考になります。
スターバックスはコーヒーを売っているのではない、家や仕事場ではないサードプレイスの体験を
売っているという、体験(エクスペリエンス)マーケッティングからいくと、私たちは冷凍食品を
売っているのではない、もう一つの家で仲間と食事をする、しずる感や楽しみを提供しているのだ
という定義のし直しから、組み立てなおすことが必要なのだと考えました。