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経済の裏付けのない道徳は寝言と同じ!
昨日は、ある病院へお邪魔をしたのですが、すれ違いになってしまいました。現場が混乱
して話ができないようなので、管理の方に雑談をしに行きました。
私どもの病院での給食サービスは、安全安心な栄養管理された料理を時間通り出すという
のが優先順位第一です。
工場のようなものですから、品質・価格・納期に見合った契約があります。何が大切かと
いうと、他の工場と同じように優先順位一番は納期です。時間が決められているのは、
薬などや手術時間等があるので守らなければなりません。工場でも、ある部品が届かなけ
れば、組み立ての工程に入れず製品が完成しません。蕎麦屋の出前でも一番クレームが多い
のが、うまいまずいではなく、早いか遅いかの納期です。
ですから遅配膳などに気を揉みます。そこは嗜好による禁食対応やコメントが沢山はいって
きて歯止めがありません。お客様が要望しているのだからやるのは当然でしょう…。そこ
まで対応することは契約に入っていない。話し合いにも応じてもらえない…。それは調理を
複雑にし遅配膳(納期遅れ)につながります。人もかかるので生産性も悪くなります(価格
に影響)し、トレイセッティングも配膳も複雑になり誤配膳(品質)の元にもなります。
時間内におさめるのに早出をしたりして無理をするので安全衛生にも重大な脅威を与えます。
そんな話が、お客様のために、という事で一方的に命令され、話ができないというのです。
お客様のためには正論ですが、バランスが取れた全体観がなければ、健全な発展は難しい
ですね。雑談できたらよいなと思います。

 二宮金次郎(尊徳)

何かをするという事は、人もの金が動くことです。簡単な気持ちで、朝うどんが食べたい人が
いるから、うどん出してといわれると、その為にうどんを仕入れ、その為に人を配置し、鍋や
機器が他の料理と取り合いになります。契約の中では金額にかかわる問題になります。好意だけ
でできることではありません。何かをやることは、お金に絡んでくることなのです。
これを受けるための人員、原価、労働時間、安全衛生対策…、などなどを考えて、お金のこと
を話すと、お金は私の管轄ではない、そんなこと自分たちで工夫して何とかしなさいと聞く耳を
もたないのは一方的ですね。話し合いができないほど悲しいことはありません。
いくらお客様の為とはいえ、二宮尊徳の言葉を思い出します。『経済の裏付けのない道徳は
寝言と同じであり、道徳の裏付けのない経済は犯罪に連なる。」尊徳の道徳経済一元論は凛と
したものを教えてくれます。


 
- | 05:13 | - | -
ブランドアイデンティティーとは、お客様からどう思われたいか決めること。
昨日は、私どものレストランの食事を監修していただいている、フードコーディネーター
でマーケッターの松本先生においでいただき、雑談をさせていただきました。松本先生は
東大の医学部の学生に、彼の主張するハートツーハートマーケッティングを講義するなど、
いろいろな活躍をされています。彼の着眼する料理をアップするサイトは、フェイスブック
の芸能人ランキング(何で芸能人なのかはわかりませんが)で上位にランクされ、この分野
のフォロワーの多さから、地方の自治体や企業からSNSでの集客法などのコンサル・講演
依頼も多いそうです。そのノウハウをばっちりお聞きしました。
ブランドアイデンティティーとは、利用者やお客様からこういわれたいんだ、こういうことで
評価されたいのだという事を決めること。それを外部から見て分かり易く、例えばその噂
が立つように作り込んでいくのだそうです。もっとも内容が伴っていなければなりませんが。
考えること多いです。

先生を交えて、ある高齢者施設に併設したレストランの企画をたたきました。さすがに
場所はよくない、普通のレストランと考えれば、直前通行料の0.3%とかよくて0.5%ぐらい
のところですから、ほとんど期待できない。やらない方がいいのではとなります。
議論が煮詰まってきたときに、高齢者施設併設なのだから、食事というものを売ること
を考えるのではなく、そこで過ごすコトを売るような切り口はないだろうか?ということ
をいってくれました。昼間地域のボランティアの方と一緒に歌を歌ったりしたり、絵を
書いたりして過ごす、その打ち上げやお茶会をやっている、地域の公民館のような使い方
もできるようなことです。話は広がります。安くてくつろげていろいろ楽しいことがある。
きてくれる人もサービスする我々もハッピーになる、まさにハッピーダイニングです。
一昨日話した、我々のクレドに沿って行動が動き始めました。楽しいですね。



夜に、ご飯を食べてお腹から痩せる競争をしている?友人と、共通の友人がやっているお店、
メゾンドユーロンという名店にお邪魔しました。話をしていると、沢山の共通の友人が出て
きて驚きました。世の中は本当に狭いと思う瞬間です。おいしい食事と気の合う仲間との
おしゃべり、まさにここもハッピーダイニングでした。でもこんなことをしていたら痩せられる
はずはないですね。チャーハンではなく、担担麺を頼んでしまいましたから、ご飯でない!
- | 07:23 | - | -
ハッピーダイニングを旗印に。
昨日は、経営会議をやりました。先日の方針発表会の発表を、発表だけに終わらせないよう
にするために、それぞれの課題をこうするという事で明確にしてもらいました。
私の方から、組織の横断的な変更と管理職の人事を発表しました。
組織は、方針発表会で話したように、機能を横断的にまとめていくことで全社の力を発揮
すること、責任のあいまいな部分を排して報連相を促進すること、自分の強みを生かして
もらうことを念頭に置いています。
私の方からは、これからの給食はどうなるか?という自分なりの考え方を述べました。
Korekara給食と命名していますが、私どもの培ってきた、アルス・ケータリング・
システムを活かした給食です。
私どもは、もちろん現場調理も、クックチルによる院外調理もやってきました。今業界では
クックチルといったことがかしましいですが、その良さも悪さも、危険もずいぶん経験して
きました。味の面でも、安全安心の面でも、危機管理の面でもクックチルは難しいと判断
して、今のクックフリーズを中心にした商品も取り入れハイブリッドなシステムを開発しました。
もっと我々の良さを、打ちだして行けたらよいと思います。

 方針発表会

私どもの、新たな時代を切り開く、クレド(行動規範)というのでしょうか、皆が一体に
なれるものがないかと考えていました。Inspire the nextは日立さんでしたでしょうか、
Fun to driveはトヨタさんでしょうか。BMWは、駆け抜ける喜びだそうです。BMWにのって
駆け抜ける喜びを味わってもらうために、開発も工場現場も販売も一人一人が自分の思いを、
喜びを伝えていくようなものです。
昨日は、Happy Dining という事をいいました。私たちは、これまで最後に残る楽しみは
おいしい食事と、気の合う仲間との楽しいおしゃべりといってきました。それが、幸せの半分は
食卓にある、というキャッチフレーズです。
私はとかく暗くなりがちな、病院や高齢者施設の食事を楽しんでもらう、食事と場を提供しています。
そして、お客様に喜んでもらうには私どもが幸せな気持ちにならないといけません。気持ち
だけではなく幸せにならなければなりません。そんな気持ちを込めてHappy Diningです。
皆さん、気持ちよく賛同してくれました。今日から我々のクレドは、ハッピーダイニングです。
そして、私たちはむずかしいことをやさしく、やさしいことをふかく提供していくのです。
それがアルス・ケータリング・システムであり、Korekara給食なのです。そして落ち
込んだときも楽しくなる場を提供していくのです、それがアルスらしい接客やイベントや介護
(手を差し伸べること)なのです。楽しみです。
- | 07:51 | - | -
言いっぱなし、やりっぱなしにしないように
昨日は、先日行った方針発表会の内容をいいっぱなし、やりっぱなしにしないように、やる
事の確認をしました。フォロー・ケアー・カバーがアルスらしさを生み出すスローガンと
言いました。私なりの日本語に訳すと、フォローは言いっぱなしにしない、ケアーは一緒に
繰り返す。カバーは人のせいにしないという事です。これにスピードが加われば素晴らしい
ですね。私たちの仕事で誠意を示す一つの指標がスピードです。FCC+Sですね。
それぞれの課題とともに、いくつかのプロジェクトも立ち上げています。項目だしと配役と
スケジュールを明確にしてもらうことを伝えました。



介護の食事の市場も、競合が出回ってきました。安いものも出回ってきています。私どもは
私どもらしさを打ちだしていかなければなりません。市場での立ち位置や特徴を明確にして、
お客様に訴えていかなければなりません。私どものブランド作りの始まりです。
早稲田のラグビー部出身の林さんが書いた、勝ち続けるためのブランド戦略という本には、
自分だけにしかない物語の力を使ってブランドを構築していくことが書かれています。それは
ハリウッドの作劇法と同じだといいます。
1、最初は何も持たず、弱い主人公が果敢に戦いを挑む
2、何度も大きな壁が立ちはだかるが、挫折しても失敗しても何度でも挑み続ける
3、最終的に強大な敵に勝利する
苦しい状況であっても、ベースに本物の志や強い信念を感じたら共感してくれる人がいるという
ことです。自分たちの独自性を見つけるには簡単にはいきません。
1、絶対に誰にもできないこだわりか
2、たゆまぬ努力で勝ち取ったものか
3、世の中の誰かの幸せにつながるのか
がなければないといけないといわれます。
深夜まで、自分たちをどうプロデュースしていくか考えていて、夜更かしをしてしまいました。
- | 06:22 | - | -
大きなイベントのディレクターはどんな人だろう?
昨日は、東京マラソンの応援に行きました。私の友人が走るのと、毎年自分の中では恒例
になっている、ゴスペルの仲間とゴール付近で応援するイベントに参加するためです。
今年は、ちょっと厳重になっていましたね。通行証がないとイベントエリアには入れず、
飛行場でやるような、身体チェックもありました。アメリカで爆発騒ぎがあったからだと
思いますし、東京オリンピックに向けて警戒態勢の練習なのでしょうか、毎年にぎやかな
事です。
応援エリアでは、さまざまなイベントがぶっ通しで行われています。よさこいの祭りの
チームや、秋田の地元の踊りや、大漁旗をなびかせての演舞や、太鼓隊の演奏や、神輿
を練り歩くチームの人がいたり、見て聞いていて飽きません。走る人たちだけでなく、いろ
いろなサークルの発表の場でもある、一大イベントになっているのですね。これに飲食の屋台
などが加われば、本当にお祭りです。
こんな大きなイベントを見ていると、イベントを仕掛けるプロデューサーや、ディレクター
のとてつもない遊び心と大きな構想力に思いをいたします。どんな人がやって、どんなディス
カッションがあるのだろうとのぞいてみたい思いです。

 

終わってから、仲間の皆さんと渋谷まで戻って飲みに行きました。シニアと名打った年配の
メンバーの皆さんと、プラスアルファの妙齢の女性陣と男性です。楽しいですね、年齢も
職業も経歴も全く違ったものどおしが、ワイワイガヤガヤ、ああでもないこうでもないと
やっているのですから、楽しいですね。それでもだんだんお里が知れてきて、また楽しく
なります。
あるマラソンで有名な企業に勤めている人は、新入社員全員に駅伝をやらせるのだそうです。
というより毎年恒例の、工場・事業所対抗の駅伝大会があるそうです。それがきつくて
きつくてといったおられました。新人10人にオリンピック選手がついて一緒に走ってくれる
のだそうですが、「ここから頑張ろう」などといわれても、もう既に全力疾走している!!!
といった具合だそうです。新宿で若いころやばい商売をしていた人も、専業主婦のドクターの
奥様やグラフィックデザイナーの方もいて何とも楽しいことしきりです。また飲みすぎです。
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