昨日は、パート方針説明会兼パート研修で茨城県友部まで行ってきました。一年間かけて
やってきて、やっと病院事業所では最後となりました。皆さんにお詫びをしました。事業所
に顔を出すのが一番最後になってしまったこと、20期の方針発表会といっているが、実は
20期はあと一か月で終わり、9月から21期が始まり、今日読み合わせするパート社員必携
も改訂される事です。しかし基本の考え方は、まったく変わらないのでよろしくとも付け
加えました。
一年間、各事業所をまわれてよかったなという思いです。皆さんにどんな人間がやっている
のかを分かってもらい、ちょっとでも会社を好きになってもらいたい。こちらもどんな方が
頑張っていただいているのかが分かり、職場のことがちょっとわかりました。これからの
仕事に大いに役立つと考えています。
先生の研修が素晴らしく、始めは何が始まるのだろうと身構えていた皆さんが、ほころんで
笑顔が出てきて、時に涙が出てくる方もおられる。また頑張ろうと思ってもらえているなと
いう事が分かり、毎回すがすがしい気持ちになります。
研修の一コマ
社員教育とは何で、どんなことをやったらいいのかを考えます。目的としたら、
1、共通認識の構築…企業や社会の一員として仕事をするうえで必要な共通知識、規範、考え方
を浸透させること
2、人材育成による業績向上…仕事に役立つスキル、知識、思考に関する教育を実施し、人材の
育成と業績の向上に資する。という二つのことがあると思います。
ここ二年間は、共通認識の構築に重きを置いてやってきました。会社の方針も基本の徹底という
事で、環境整備や報連相(コミュニケーション)などを中心にやってきました。人材育成による
業績向上も、基礎の基礎のところと、まずスキルや知識をのせるベース作り(仕組み作り)を
中心にやってきました。
例えば献立でいえば、献立決定の業務分掌の整備(今までは栄養管理室が運営との相談もなく、
承認を得ないで立てていたところに、責任権限の内部統制をいれた)、施設との決済献立に至る
スケジュールと役割の決定、献立変更にかかわる栄養と調理の話し合いの場の設定、仕入れ価格
の見直し(インフォマートの導入)の定型化、などのインフラ整備をやってきたという事です。
来期は今までやってきたことに、実務の部分の積み上げをしたいと考えています。
献立でいえば、よりおいしく、より作業が楽に、より生産性が高い(安い)献立の実現に、本部・
現場栄養士・調理師がそれぞれの責任分野で、関わるスキルや知識を学んでいくようにする。
先日ある栄養士さんと話していて、一番勉強になったのはどの研修だった?と聞いたら、基礎研修
の数字研修だったという。数字のこと、何もわかっていなかったので、特に一般論ではなく、
事業所の実際の数字を使って説明をしてくれたのでよくわかった。しかし先行業績管理表の見方など、
まだ全くわからないので、教えてほしいという話がありました。そこを今度は学んでいく研修を行う
という事です。数字の意味は分かった、これからは、実際どうやって数字を動かしていくのか、
できるようになったらすごいですね、どこへ行っても通用しますね。楽しみです。